わが国の公文書管理制度の問題点を多角的に検討した論文集

「国民の共有財産」としての公文書管理

「国民の共有財産」としての公文書管理

「国民の共有財産」としての公文書管理

中京大学社会科学研究所
アーカイブズ研究プロジェクト編


A5判並製・カバー装
144頁
定価 1,980 円(本体1,800円+税10%)
ISBN978-4-902416-49-7

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 本書は、中京大学社会科学研究所のアーカイブズ研究プロジェクトが行っているわが国における公文書管理制度に関する研究の成果の一部を纏めたものである。
 同研究プロジェクトは、国際的にも立ち遅れているわが国の公文書管理体制を、如何に改善し、国際的水準にまで引き上げていくか、また実践的で現実的な管理制度とは如何なるものであるかを追究し、その実現を目指して提言することを目的としたものである。
 近年あいつぐ「公文書」の「改竄」「不存在」「廃棄」という不祥事が物語るように、日本においての「アーカイブズ文化」不在の問題は深刻さを増している。そのような現状を踏まえ、今回は、行政・立法・司法機関の「公文書」は “国民の共有財産” である、という基本的視座に立ち、 法哲学、憲法、行政学、法制史、歴史学の立場から問題点を摘出したものである。


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